医療事務の資格は国家資格ではなく、民間資格になります。
専門知識が求められるため資格が必要と思われがちですが、無資格で働くことができます。
医療事務は人気のある職種ですので、資格を取得することで面接を勝ち取るアピールの一つにもなります。
今回はそんな医療事務の資格のメリットと種類についてご紹介したいと思います。



資格を取るメリット
【採用される確率が上がる】

資格不要と書いてある求人でも、同じ経歴の無資格者より有資格者の方が採用される確率が高いです。
レセプト業務では専門知識が必要になるため、特に未経験の方は基礎知識・医療用語が分かる証明になります。

【スキルアップ・キャリアアップができる】

キャリアアップを目指している方であれば、資格を取得することにより意欲が認められ昇進できる可能性が上がります。
また医療事務は資格の種類が多く、医科や歯科など内容に特化した資格を取ることにより、病院やクリニック、歯科医院や介護施設など様々な医療機関への転職について視野が広がります。

【給与面の優遇】

就業先によって異なりますが、資格を取得することで時給が上がる、資格手当がもらえる可能性があります。
転職を検討している場合は、資格を持っていることにより今より待遇の良い就業先へ採用される確率が上がるでしょう。


主な医療事務資格

【医療事務実技審査試験(メディカルクラーク(R))】
医療事務業務の基本的スキルが問われる国内最大規模の医療事務試験です。
医療機関での受付業務や診療報酬請求に関するのスキルを問われます。

【診療報酬請求事務能力認定試験】
医療事務の中でも主に診療報酬明細書(レセプト)の作成スキルを問う試験です。
合格率30%と難易度の高い資格ですが、現場レベルの知識・スキルを身につけることができます。

【医療事務管理士(R)技能認定試験】
日本で最初の医療事務資格です。一般的な病院での医療事務に関する「医科」と歯科病院での医療事務に関する「歯科」の2分野に分かれています。
どちらも保険制度に関する知識や、受付や会計、カルテ管理など幅広い知識が問われますが、他の医療事務資格と比べると取得しやすい試験です。

まとめ
医療事務は上記に述べた資格以外にも、様々な種類の資格があります。
資格取得を検討されている方は、どの医療機関で働きたいかを考え、自分にあった資格を選んでみてはいかがでしょうか。
未経験の方やブランクがあり不安の方は、派遣の医療事務から始めてみることもオススメします。