調剤薬局事務が確認することになる処方箋。薬局によって変わることはあるのか?種類や見方などを解説していきます。
1.処方箋とは
処方箋とは、病気やケガなどをした患者さんに処方される薬を指定した文面のことを言います。処方した薬の種類・1日の使用量や使用用途、使用期間などの記載があります。
処方箋で処方される薬は保険対象となり、発行してもらうことで薬の記録にもなります。医師が発行してくれるので、安全して使用することが出来ます。
2調剤薬局事務も処方箋を出せるの?
処方箋は医師が出してくれます。医師が出した処方箋を薬剤師が処方することになります。
調剤薬局事務は、処方箋の受け取りや薬袋の受け渡しなど会計業務をメインに行います。薬を取り扱うのは資格を持った医師や薬剤師のみとなり、調剤薬局事務は薬袋への薬名記入などを担当します。
≪調剤薬局事務の役割≫
3.処方箋の種類は?
処方箋は3つに分けることが出来ます。
≪処方箋の種類≫
院内処方箋 | 診察を受け医療機関のみで通用する処方箋 |
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院外処方箋 | 診察を受けた医療機関以外の薬局で調剤や処方をしてもらう処方箋 |
麻薬処方箋 | 麻薬の記載がある処方箋 |
4.処方箋の見方は?
処方箋に記載されている主な内容を説明していきます。
≪主な内容≫
- ・被保険者の情報
- ・氏名・年齢
- ・発行元情報
- ・発行日、使用期間
- ・薬の名前、使用料、使用方法
①被保険者の情報
保険証に関わる内容を記載するものとなります。その為、保険証が期限切れになっていたりすると薬代の負担額が増える可能性もあります。
ただ、期限切れの保険証では診察の時点で指摘があるでしょう。
②氏名・年齢
量の確認や同姓同名との混同がないよう年齢の記載もあります。
③発行元情報
法律によって記載が定められており、発行した医療機関の詳細が記載されています。
④発行日、使用期間
処方箋は使用期間が決まっています。使用期間を誤らないよう受け取った後にしっかりと確認しておきましょう。
⑤薬の名前、使用料、使用方法
回数や1回の使用量、日数など薬に関する情報が記載されています。必ず確認して正しく使用するようにしましょう。
5.薬局によって異なることはある?
院外処方箋の場合、都合に合わせた薬局を使用することが出来ますが、薬局によって負担する金額が変わることがあるので覚えておきましょう。
調剤基本料という手数料のようなものがあり、国で基準が定められています。薬局の立地で調剤基本が変わる為、遠くの薬局を選ぶと負担額が高くなってしまう可能性があります。負担額を抑えたい場合は、医療機関に近い薬局を選ぶことをおすすめします。
6.まとめ
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